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歯周病と糖尿病

2015.07.16

糖尿病が怖いのは、気づかないうちに他の病気を引き起こすことです。足が壊死して切断しなければなくなったり、網膜の血管から出血して視力が失うこともあります。また、脳梗塞、心不全や不整脈もよく起きます。糖尿病の人は、血糖値が上がり、ある種のタンパク質がたくさんできて血管内にたまります。すると、血管が硬くなり、炎症を引き起こす物質が血管内に増えることがわかってきました。この物質は、インシュリンの働きを抑えてしまい,インシュリンの効き目が3割くらい落ちることがわかっています。そのため、歯周病を治療せずに放置するとインシュリンの効き目が悪くなって糖尿病が悪化し、歯周病もさらに悪化することになります。最近では、歯周病の治療をした患者さんの血糖値が下がった例も報告されています。